行田小旅行 古代蓮の里と埼玉古墳群と忍城を見てゼリーフライを食べる


(2014年の旅行記)

本日の旅行記は、今年の夏の初めに行った行田小旅行です。

我が埼玉県といえば、47都道府県中、最も観光名所のない県と見て間違いないのではないでしょうか。

年間600万人以上が訪れるという最大の観光地「川越」ですら、観光地としては割と小粒です。

秩父・長瀞もアウトドアには最適ですが、県外から訪れる観光地という感じでもありません。

そんな中、行田市というなんとも地味な地も、埼玉を代表する観光地を虎視眈々と狙っています。

今回は、行田の一日小旅行です。

行田古代蓮の里へ

なぜこの時期に行田に向かったのかといえば、古代蓮を見るためです。

行田古代蓮の里には毎年7月中旬から下旬にかけて蓮の花がいけいっぱいに咲きます。

蓮の花は4日しか持たないのですが、割く時期が株によってまちまちなため、
7月上旬から8月上旬という長い間楽しめます、一番は7月中旬から下旬ですけど。

古代蓮は、建設工事中に偶然出土した古代の種が自然発芽し池に開花したものです。

ハスは早朝に開き昼には閉じてしまうので、早めに見に行く必要があります。

今回は朝の7時に到着しました。入場料などはかかりません。駐車場は500円。


古代蓮池の一面を多い尽くす古代蓮。後のタワーは古代蓮会館の展望タワーです。
池には通路が用意されていて、ハスの間を通って散策できます。

どうですか一面に咲き乱れる古代蓮の迫力。

園内には古代蓮池のほかに水生植物園、水鳥の池といういけがあります。
こちらの池も古代蓮で覆い尽くされます。写真は水生植物園の様子。

水生植物園も一面はすに覆われています。圧巻の光景です。はるか向こうまで蓮蓮蓮!

水生植物園には睡蓮も咲いていました。ハスとはまたぜんぜん違うのですね。

こちらは水鳥の池です。この池も古代蓮で覆われています。

古代蓮がメインですが、他の種類の蓮も数十種類育てられています。
写真はその一部で、右上から時計回りに、青菱紅蓮、錦蘂蓮、嘉祥蓮、漢蓮です。
一口に蓮といってもいろいろあるのですね。

そして、展望室目当てで、古代蓮会館へ。入場料400円。

展望室の前に展示室を見学しました。
展望室のおまけくらいに考えていたら結構見ごたえがありました。

展示室内には古代蓮ふれあいシアターなんてのもありました。
結構本格的な展示内容でしょ(`・ω・´)

そして、エレベーターに乗って、おまちかねの展望室へ。地上50メートル。
関東平野が360度見渡せます。高い建物が全くないので、本当に遠くまで見えます。

上から見た古代蓮の里です。濃い緑のところが全て古代蓮で覆われています。

7月下旬から10月中旬までは田んぼアートも見ることができます。見事ですね。
写真は7月下旬なので、まだ薄いですね(´・ω・`)

以上、古代蓮の里でした。

今回はこれ目当てでこの時期に行田を訪れたのですが、期待したかいがありました。

たくさんの蓮が咲き乱れる光景は圧巻でした。

埼玉古墳群を見るよ

次は埼玉(さきたま)古墳群です。

埼玉古墳群は、9基の大型古墳が集まっている東日本最大の古墳群です。

埼玉県(さいたまけん)の名は、埼玉古墳(さきたまこふん)に由来します。

駐車場、入場料共に無料です。敷地内はかなり広くキロ単位で歩く必要があります。

駐車場から時計回りで周ることにします。ありゃ、ここにも結構蓮が咲いてる。

まずは丸墓山古墳です。これは円墳ですね。綺麗な円形をしています。

丸墓山古墳の上から見た園内。左に見えているのが稲荷山古墳、右奥が将軍山古墳です。

そして、稲荷山古墳にやってきました。前方後円墳の前方の部分から登っていきます。
上に登れるのは、この稲荷山古墳と、先ほどの丸墓山古墳だけです。

前方の部分に上りました。正面に見えているのが後円の部分です。

次は将軍山古墳です。こちらも前方後円墳。こちらは登れません(´・ω・`)

しかし、内部が展示室になっています。これは面白そうですね。
後で行く「さきたま史跡の博物館」と共通入場券で大人200円でした。

内部の展示は簡単な感じですが、内部がどうなっているのかよくわかります。

さあ、どんどん周っていきます。こちらは二子山古墳。大きな前方後円墳です。
周りをお堀のような水路で囲まれているのが特徴的でした。

道路を挟んで、前玉神社です。浅間塚古墳の上にある面白い神社です。

本殿が円墳の上に乗っているユニークなスタイルの神社でした。

鉄砲山古墳です。これも大きな前方後円墳です。

奥の山古墳。何か黄色い花で囲まれていて綺麗でした。

ん、なにか茅葺屋根の古民家のようなものが。
古い民家を移築したものだそうです。片方は中も見れました。

さきたま史跡の博物館です。先ほどの将軍山古墳と共通件で200円でした。
出土したものなどを展示しています。結構、国宝級があります。
特に国宝の金錯銘鉄剣は見ごたえ抜群ですね。

埼玉県名発祥之碑がありました。
埼玉県にあるから埼玉古墳郡ではなく、埼玉古墳郡があるから埼玉県なのです。

以上、埼玉古墳郡でした。

古墳が集積しているとはいえ、敷地内はかなり広大で、1周するとかなりの距離を歩きます。

登れる丸墓山古墳、稲荷山古墳と将軍山古墳展示館、
さきたま史跡の博物館だけで十分かもしれません。

たかが古墳と侮るなかれ。かなり見ごたえがあります。

かねつき堂で行田名物のゼリーフライとフライを食べる

時間はちょうどお昼時です。行田名物でも食べに行きましょか。

行田の名物といえば、なんだか不思議なネーミングのゼリーフライとフライです。

次に訪れる忍城から程近い、かねつき堂さんにやってきました。

このコロッケのようなのがゼリーフライです。中身の芋に粘り気のあるコロッケという感じです。
前に食べたサトイモのコロッケの食感に似ているなあ。おいしいです(^q^)
カリッとしているが衣はつけない素揚げのようです。

こちらはフライ。ゼリーフライとは全く違うものなんですね。
ねぎと肉のカスがわずかに入ったお好み焼きという感じです。かなりモチモチしている。
これフライ(小)なんだけど直径30センチ近くあるんですけど・・・
一人でこの量食べるとさすがに後半飽きが来るなあ(´・ω・`)

行田のゼリーフライやフライを扱っている店ではなぜか必ずある焼きそば。
焼きそば(小)も頼んでみましたが、小にしてはでかすぎでしょう。皿の直径30センチ弱。
これは普通においしい焼きそばといったかんじです。

以上、行田グルメを堪能しました。

ゼリーフライは、期待していくとがっかりするガッカリグルメと聞いていましたが、
思っていたよりかなりおいしかったです。

全体的に安くこれだけ食べて800円くらいだったかな。

小なのに量多すぎでしょう。これ2人で食べても十分な量でした。

次は関東七名状のひとつ忍城の観光です

埼玉県というとあまりお城のイメージはありませんが、川越城や鉢形城などいくつかはあるようです。

ここ忍城もそのひとつで、2012年には映画「のぼうの城」の舞台となったことで注目されました。

上杉氏、北条氏との戦いにも耐え、石田三成の水攻めにも耐えた名城です。

現在は復元された御三階櫓や行田市郷土博物館があります。

行田市郷土博物館と御三階櫓のセット拝観です。大人200円。

博物館の展示は忍城や行田の歴史、特産だった足袋などに関する展示で、
なかなか見ごたえのある展示です。写真撮影禁止なので写真はありません。

そしてお待ちかね、天守として使われていた御三階櫓へ。
階段で登って各階に資料の展示などがあるおなじみのスタイルです。

最上階から西を見た図。景色は非常にじみですね。

東を見た図。平城で周りの街も大きくはないので仕方ありませんが、景色は地味すぎです。

外に出て、外からお城を見学します。なかなか良いお堀ですね。

そして、御三階櫓です。復元とはいえなかなか立派ですね。絵になります。

以上、忍城の観光でした。

小規模な平城で派手さはありませんが、博物館の展示はなかなかボリュームがあり、
がんばっている感じがありました。

映画「のぼうの城」をみてからなら余計に楽しめそうですね。

あの十万石饅頭の十万石ふくさや本店でお土産

最後に十万石まんじゅうをお土産に買って帰ることにしました。

「風が語りかけます、うまい、うますぎる十万石饅頭」
埼玉県民なら知らない者はいない、そして食べたことがある人も居ないで有名な十万石饅頭です。

どうやらここ行田に本店があるようなので、お土産を買います。
まあ、どこの店舗で買っても味は変わりませんけどね。

1880年代に呉服屋の店蔵として建造され、国の有形文化財となっている店舗。

お店の前の通りには、39機の「童たちが遊ぶまち」と題された銅人形が並びます。
これも行田の観光名所のひとつになっています。

十万石饅頭をはじめとしていくつかお土産を購入して帰りました。

初めて食べた十万石饅頭は、結構軽めで食べやすいお饅頭でした。
値段もリーズナブルで埼玉土産としてはなかなかよいですな。

古代蓮を見るために行田を訪れましたが、意外にも見所があり、1日楽しめる観光地でした。

古代蓮だけでも見ごたえがありますので、関東近県の方は来年訪れてみてはいかがでしょうか。

今日はここまでデス (o・ω・o)ノシ

このページが役立ったら「いいね」で応援よろしくお願いいたします。