トップ > 日本 > 香川県 > 高松 > 高松城跡(玉藻公園)

高松城跡(玉藻公園)の概要

玉藻公園は高松城跡に整備された公園で、艮櫓や月見櫓など重要文化財の建物が多数残っている。
高松城は、別名玉藻城とも呼ばれ、1588年に生駒親正が築城を開始し3年の歳月をかけ完成した。
生駒家が4代54年間、松平家が11代228年間居城とし、讃岐の政治・経済・文化の中心となった。
明治の版籍奉還により廃城となり政府の所管となるが、後に松平家に払い下げられる。
その後、高松市に寄付され、1955年より一般開放されている。
北側は海に面し、残り三方の濠に海水を引き入れた海に浮かぶようなロケーションは独特で、日本三大水城に数えられる。

住所 香川県高松市玉藻町2番1号
TEL 087-851-1521
休業日 12月29日~12月31日
営業時間 7:00~18:00(4月~9月)
8:30~17:00(10月~3月)
※西門の開閉時間は更に長い
料金 大人200円・子供(16歳未満)100円
アクセス 高松駅より徒歩5分
駐車場 無料
ホームページ http://www.takamatsujyo.com/

※データは取材時のものです。実際とは異なる可能性がございます。

見所と詳細情報

旭橋と旭門

玉藻公園には、東入口と西入口があり、それぞれ開閉門時間が異なる。高松駅や高松築港駅からは西門、駐車場からは東門が便利だ。東口は中堀にかかる旭橋を渡り、旭門をくぐって入場する。

艮櫓

東入口の脇には艮櫓(うしとらやぐら)が立つ。北東の守りの要であった櫓で、三層三階の入母屋造・本瓦葺、初層に大きな千鳥破風があるのが特徴。昭和25年には重要文化財に指定されている。

陳列館

園内の陳列館では、高松城や歴代藩主に関する文化財や資料、模型などを展示している。入館は無料。

披雲閣

松平藩時代にも披雲閣という広大な建物があり、藩の政庁や藩主の住居となっていたが、明治時代に取り壊された。現在の建物は松平家12代当主により1917年に再建されたもの。142畳敷の大書院をはじめ慎の間、波の間などがあり、波の間には昭和天皇が2度宿泊された。

内苑御庭

披雲閣の前には庭園が広がる。現在の庭は藩政時代のものを元に1916年頃に作られた枯山水形式の庭園となっている。北東から南西に空川が流れ、三つの築山が連なり、11トンの大手水鉢や飛石、ひとつの石から削り出された石橋など見所は多い。

月見櫓と水手御門と渡櫓

月見櫓は松平賴常公の時代に、新たに海面を埋め立てて作られた郭の隅櫓として作られた。重要文化財に指定されている。渡櫓は生駒氏築城当時の海手門を改修して作られたもので、かつては櫓の外は海であり船から水手御門を経て直ちに城内に入れるようになっていた。

天守台

1670年に松平頼重によって改築され完成した天守は、1884年に老朽化により取り壊された。天守跡地には、1901年頃に松平頼聰により、初代頼重を祀る玉藻廟が建立された。しかし、老朽化が激しく、2006年からの石垣修理工事に伴い解体された。

鞘橋

天守閣と二の丸を結ぶ唯一の連絡橋は鞘橋と呼ばれる。当初は欄干橋であったが、松平時代にこのような橋に作り変えられた。

水門

日本3代水城に数えられる高松城は、堀と海がつながっている為、干満による水位調整の為に水門が設けられている。堀にはボラや鯛など海水魚が泳いでいる。

鯛のエサやり体験

玉藻公園内には、このような魚の餌のカプセルを2箇所で販売している。堀は海とつながっているため鯛など海の魚にエサやり体験ができる。

地図とアクセス

クチコミ

コメントを残す



このページが役立ったら「いいね」で応援よろしくお願いいたします。