新発田城の概要
新発田城は、戦国時代には佐々木氏の一族 新発田重家の居城であり、近世は1598年に入城した新発田藩主 溝口秀勝が築城を開始し、溝口家12代の居城となった。
明治の廃藩置県後は、歩兵第十六連隊の兵営となり、その流れで現在でも大半が陸上自衛隊の駐屯地となっている。駐屯地以外の敷地は新発田城址公園として整備されている。
住所 | 新潟県新発田市大手町6丁目4 |
TEL | 0254-26-6789(新発田市観光協会) |
休業日 | 12月~3月 ※開門期間の開始日は、毎年積雪の状況等によって異なる) |
営業時間 | 9:00~17:00(11月のみ午後16:30閉門) |
料金 | 無料 |
アクセス | 新発田駅前からバスで5分、新発田郵便局前バス停下車徒歩5分 |
駐車場 | 無料 |
ホームページ | http://www.city.shibata.niigata.jp/view.rbz?cd=327&ik=0&pnp=14 |
※データは取材時のものです。実際とは異なる可能性がございます。
見所と詳細情報
表門
新発田城址公園には表門をくぐって入場する。表門は1732年に再建されたもので、国指定重要文化財となっている。石垣沿いに桜が植えられ、春には桜の花、秋には紅葉が美しい。
辰巳櫓
拝観順路は、表門をくぐって右手に見える辰巳櫓からとなる。本丸から見て南東(辰巳)の位置にあるため辰巳櫓と呼ばれる。木造の二層二階櫓で、現在の建物は2004年に再建されたもの。
辰巳櫓内部
櫓の内部には大規模な展示こそ無いが、床の一部がガラス張りになっていて礎石を眺められたり、瓦などが展示されていたりする。
辰巳櫓から南東方向の眺望
平城のため優れた展望は期待できないが、東南東には二王子岳などの山々が望め、その奥には飯豊山も顔を覗かせる。
辰巳櫓から北西方向の眺望
城址公園となっている手前の本丸、奥の陸上自衛隊の駐屯地、そして左奥には実質的な天守閣とされる御三階櫓を見渡すことができる。2004年に復元された御三階櫓は自衛隊駐屯地敷地内にあり入場はできない。
表門内部
拝観順路は辰巳櫓から表門上部へと進む。内部にはパネルや模型などの簡単な展示が見られる。
表門から南方向の眺望
平城のため表門からの眺望はあまり期待できない。南方向には堀が見えるのみとなっている。
表門から北方向の眺望
反対側の北方面には、手前には本丸の広場、奥には陸上自衛隊の駐屯地が広がる。
旧二の丸隅櫓
拝観順路は旧二の丸隅櫓へと進む。旧二の丸隅櫓は、1668年の大火で消失した後に再建されたもので、国指定重要文化財となっている。二の丸北部にあったものを1959年から解体修理し、本丸鉄砲櫓跡の現在の位置に移築した。
旧二の丸隅櫓内部
旧二の丸隅櫓内部には展示などは見られないが、近年再建された辰巳櫓とは違う長い年月を経た木の質感などを感じられる。
旧二の丸隅櫓から南方向の眺望
平城のため旧二の丸隅櫓からもあまり眺望は期待できないが、悠久の時を経た櫓から眺める景色は特別だ。