松山の観光案内
松山は、愛媛県の県庁所在地で四国最大の都市。広大な道後平野に四国最大の人口を有する街が広がる。夏目漱石「坊っちゃん」縁の地で、近年は司馬遼太郎「坂の上の雲」なども観光資源として打ち出している。
市内の外れには道後温泉もあり、松山観光とセットで訪れる人も多い。
おすすめ観光スポットとマップ
松山市の中心に位置する標高132mの勝山につくられた平山城。加藤嘉明により築城が開始され、蒲生忠知により完成された。1635年には松平定行が松山藩に入り明治維新まで松平家の居城となった。天守閣からは360度の大パノラマが望め、道後平野に広がる松山市や周辺の街が一望できる大絶景が広がる。
坊ちゃん列車は、伊予鉄道を走る蒸気機関車型の列車で、松山市駅や大街道駅や道後温泉駅など主要な駅間を結ぶ。夏目漱石の小説「坊っちゃん」では「マッチ箱のような汽車」と表現されていることにちなみ、坊っちゃん列車と呼ばれている。
坂の上の雲ミュージアムは、司馬遼太郎の作品「坂の上の雲」をテーマにしたミュージアム。正岡子規、秋山好古、秋山真之の松山出身の三人の主人公の歩みを中心とした展示になっている。安藤忠雄の設計による、各階がスロープによって結ばれる三角形の構造の建物にも注目したい。
子規堂は、正岡子規が17歳まで暮らした家を復元した記念堂で、正岡家の菩提寺である正宗寺境内に建つ。
子規堂内には、子規の直筆原稿や遺墨・遺品などを展示している他、勉強部屋も再現されている。
子規堂内には、子規の直筆原稿や遺墨・遺品などを展示している他、勉強部屋も再現されている。
秋山兄弟生誕地は、坂の上の雲でもおなじみの秋山好古・眞之兄弟の生誕の地に整備された施設。生家内部の展示や、ボランティアガイドの解説などで、秋山兄弟のことを学ぶことができる。
萬翠荘は、旧松山藩主の子孫にあたる久松定謨伯爵が、1922年に建てた別邸。久松定謨伯爵は、陸軍駐在武官としてフランス生活が長かったこともあり、純フランス風の建築となっている。1985年に愛媛県指定有形文化財に、2011年には国重要文化財に指定された。
東雲神社は愛媛県松山市にある神社で、天照皇大神、豊受大神、天穂日命、菅原道真公、息長福玉命などを祀っている。
松山城ロープウェイ・リフトは、松山城天守に登るためのもので東雲口駅と長者ケ原駅の高低差62mを結ぶ。長者ケ原駅でロープウェイ・リフトを降りてから松山城天守入口までは徒歩10分ほど。
一草庵は、俳人の種田山頭火の終焉の地で、今も山頭火の終の棲家が建つ。行乞行脚の旅を続けていた山頭火は、1939年に御幸寺境内の納屋に住み始め、後にこれが一草庵と呼ばれるようになった。特定の日以外は外観の見学のみ。