河津七滝の概要
河津七滝(かわずななだる)は、伊豆の河津町を流れる河津川上流にある7つの滝の総称で、河津町の主な観光名所になっている。
形や大小の個性の異なる7つの滝が1.5キロの距離に連なり、遊歩道が整備されているため気軽に散策することが出来る。
新緑の時期や紅葉の時期など季節ごとに違った美しさも魅力!
住所 | 静岡県賀茂郡河津町梨本 |
TEL | 0558-32-0290(河津七滝観光協会) |
休業日 | – |
営業時間 | – |
料金 | – |
アクセス | 河津駅から河津七滝・修善寺行きバスで24分、河津七滝下車 |
駐車場 | 無料 |
ホームページ | http://www.nanadaru.com/ |
※データは取材時のものです。実際とは異なる可能性がございます。
見所と詳細情報
出合滝
一つ目の大滝は、現在一般の立ち入りが出来ない。したがって、散策は二つ目の出合滝から始まる。二方向からの川の流れがこの場所で一つの流れに合流するため出合滝と呼ばれる。傍らにはハート型の縁結びの絵馬がある。
カニ滝
三つ目はカニ滝。白い流れと緑のコントラストが美しい、高さ2メートル幅1メートルほどの小さな滝。切り立った岩場が蟹の甲羅に見える。
渓流沿いの遊歩道
スタートから初景滝までは、渓流沿いになだらかな遊歩道が続く。穏やかな雰囲気の中リラックスして散策できる。
大岩願就
その昔、ある人が川の中からこの大岩を見たところ手を合わせたように見えたことから、拝み石、頼み石、願い石と呼ぶようになる。いつしか、願いながら3つの石を投げて一つでも岩の上に乗れば願いが叶うといわれるようになる。願い石3個で100円。
初景滝
四つ目が初景滝。その昔、初景という名の行者がこの滝で修行中に悪人に襲われ滝壺に投げ込まれるが、その悪人は子孫まで良いことがなかったという。滝の傍らには伊豆の踊子の「踊り子」と「私」のブロンズ像が佇み情緒のある景観となっている。
木階段
初景滝から先は一気に標高が上がるため登りが多くなる。登りがきつい場合は、七滝の一番上にある水垂駐車場に停めて上から下へ下るルートで散策するのも手。
蛇滝
五つ目が蛇滝。玄武岩の模様が、蛇の鱗に見えることから蛇滝と名付けられる。
河津踊子滝見橋
散策ルートはさらに上りが続く。波状になったユニークな構造の吊橋を渡って進む。
エビ滝
六つ目がエビ滝。滝の形が海老の尾ひれに似ていることから名付けられた。滝の前に掛かった吊橋からエビ滝を眺めることが出来る。
釜滝
河津七滝最後の七つ目となるのが釜滝。覆いかぶさるような玄武岩の上から流れ落ちる大きな滝が美しい。
木階段と滝々段々橋
釜滝から遊歩道を登って行くと駐車場や国道414に合流しバス停もある。ただ、滝々段々橋を渡り遊歩道をさらに進むと、猿田淵まで行くことが出来る。それほど遠くはないので足を延ばしてみるのも面白い。
猿田淵
昔、猿田彦命という旅が好きな神様が、この場所で淵の主の大きなヤマメが水面から飛び上がったのを見てたちまち釣り上げてしまったことから、里人が猿田淵と呼ぶようになったという。幾つもの淵が連続する美しい景観だ。