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金刀比羅宮の概要

金刀比羅宮は、「こんぴらさん」の名で親しまれている、琴平山(象頭山)の中腹に鎮座する神社。
大物主神を祀り、往古は琴平神社と称していたが、本地垂迹説の影響を受け金毘羅大権現と改称し、1165年には崇徳天皇を合祀した。
1868年の明治元年に神仏混淆が廃止されて元の神社に戻り、金刀比羅宮と改称し現在に至る。
全国にある「こんぴらさん」の総本宮 大物主神は、天照大御神の弟であり、農業殖産、漁業航海、医薬、技芸など広汎な神徳を持つ神様として、全国の人々の厚い信仰を集めている。
境内は琴平山の山腹に広がり、参道は入口から御本宮まで785段、奥宮まで1368段もの石段となっている。登りは大変だが、無数の社を参拝しながら登れば、雄大な讃岐平野の絶景が待っている。

住所 香川県仲多度郡琴平町892-1
TEL 0877-75-2121
休業日 年中無休
営業時間
料金 無料
アクセス 琴平駅より徒歩20分
駐車場 なし(周辺に民間駐車場多数)
ホームページ http://www.konpira.or.jp/
※データは取材時のものです。実際とは異なる可能性がございます。



見所と詳細情報

参道の始まり

両脇に商店が並ぶ通りを進んで行くと、やがて金刀比羅宮の表参道に行き当たる。商店でお土産やグルメなどを覗きながら参道を目指す。

参道脇の土産物屋

やがて石段の上りが始まり表参道が始まる。しばらくは参道脇にもお土産屋などが軒を連ねる。お店を覗きながら緩やかな登りを進んでいく。

一之坂鳥居

暫く進むと鳥居が姿を現す。ここから一の坂が始まり、階段の勾配が一気に急に・・・

一ノ坂と灯明堂

一の坂の脇には、重要有形民俗文化財の灯明堂がある。1853年に備後国因之島浦々講中の寄進により、船の下梁を利用して建てられたもの。中には多数の釣燈籠が吊り下げられ、参道を照らす。

琴陵宥常銅像と石榑千亦歌碑

明治初期に金毘羅大権現を金刀比羅宮と改め、御本宮を再栄、今日の金刀比羅宮の礎を築いた第19代宮司である琴陵宥常の銅像。琴陵宥常が創立した帝国水難救済会の30周年記念として1927年に建設された。。脇には海洋歌人と呼ばれた石榑千亦の歌碑がある。

金刀比羅本教総本部

金刀比羅本教の総本部で1877年に建てられたもの。金刀比羅大神および教祖 厳魂彦命を祀るその御神徳を分かりやすく伝える教として金刀比羅大教会としてあったが、昭和44年文部科学大臣の認証を経て宗教法人となった。

鼓楼

大門前に鎮座するこの鼓楼は、朝夕時刻を知らせる時太鼓を備えた高閣で、1710年に建てられたもの。

大門

一の坂の急な登りを終えると、神域の総門である大門が姿を表す。水戸光国の兄である松平頼重候から寄進されたもので、二層入母屋造・瓦葺の造りとなっている。

桜馬場

大門から150メートル程続く石畳の道は桜馬場と呼ばれ、道の両側には桜並木が続く。春には素晴らしい桜の名所となる。

宝物館

桜馬場から横道に逸れると宝物館がある。1905年に建てられた我が国最初期の博物館で、三十六歌仙額、重要文化財十一面観音像など金刀比羅宮の宝物が陳列されている。拝観料は一般800円、高大生400円、中学生以下無料。8時30分~17時(入館は16時30分まで)

御厩

御厩では、神様がお乗りになるための馬「神馬」を飼養している。

神馬

御厩の中では、実際に数頭の神馬を目にすることが出来る。

プロペラ

御厩の脇には、今治造船より奉納された、5000台の自動車運搬船用のプロペラが展示されている。直径6メートルの真鍮製のプロペラは19.2トンの重量がある。

桜馬場西詰銅鳥居

桜馬場の終点にあるのが桜馬場西詰銅鳥居。元は高燈籠の東側にあったものを、1912年に力士の12代目朝日山四郎右衛門が現在の場所に移設して修復した。

社務所門

表書院前の切妻造平入・銅葺の門は社務所門と呼ばれる。書院の勝手口となっているが、社務所が書院に付属していた頃の名残で社務所門と呼ばれている。

表書院

表書院は、入母屋造・檜皮葺で、萬治年間(1658-1660)の建築と伝えられる。建物および内部の五間に描かれた円山応挙による障壁画は重要文化財に指定されている。拝観料は一般800円、高大生400円、中学生以下無料。8時30分~17時(入館は16時30分まで)

神椿と木馬舎

木馬舎は、1650年に高松城主の松平賴重から献納されたもので、木馬は京師田中環中斎弘教宗圓の作。木馬舎前の玉垣と石畳の広場の地下には、資生堂パーラー カフェ&レストラン「神椿」があり、休憩や食事などが可能。

四脚門

切妻造平入・瓦葺のこの門は、書院の正門となっている。

祓戸社前銅馬

祓戸社の隣には祓戸社前銅馬がある。萬野汽船株式会社の創業者である萬野裕昭氏から献納されたもの。

祓戸社

祓戸社には、瀨織津姫神・速秋津姫神・気吹戸主神・速佐須良姫神が祀られている。共に伊邪那岐神の御子で、神道の真髄である罪穢を祓い清め給う神様で、人々はここで祓いを行い参拝する。

火雷社

祓戸社の傍らには火雷社が鎮座する。火産靈神・奥津比古神・奥津比賣神・八衢比古神・八衢比賣神・來名戸神が合祀されている。浄火・鎮火・消防の神、疫病を防ぎ止め給う神といわれている。

旭社

旭社には、天御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神・伊邪那岐神・伊邪那美神・天照大御神・天津神・国津神・八百万神が祀られている。社殿は1837年に建立され、銅板葺の総﨔造二重入母屋造で、天保建築の粋を集めたといわれる。

廻廊

旭社の前の廻廊は、1854年に建立され、1901年に改築されたもの。長さは約32メートル。現在はベンチが設置され休憩所となっている。

黄銅鳥居

旭社の脇に階段があるがそちらは帰路となる。順路は旭社に向かって右手に進み、黄銅鳥居をくぐって進む。この鳥居は1867年に伊予松山の松齢講より献納されたもの。

賢木門

唐破風と千鳥破風の棟が交錯する檜皮葺の屋根を持つ賢木門は、諸州を侵略し多くの神社仏閣を焼き払った長曽我部元親が神罰を恐れ献納したもの。建築を急ぎ一本の柱を逆さまにつけたことから逆木門と呼ばれるようになったが、1879年の改築の際に賢木門と改められた。

遙拝所

遥拝所は、伊勢神宮をはじめ全国皇陵諸社を遙拝する浄域として、1880年に建立された。流造・銅板葺の神籬殿と、切妻造・銅板葺の拜殿からなる。

真須賀神社

真須賀神社は、建速須佐之男尊・奇稲田姫尊を祀ったもの。八俣大蛇退治の天叢雲剣の神話に登場する神様で、勇武絶倫の神様といわれる。

御前四段坂

真須賀神社で参拝し左折すると、御本宮への最後の急な石段が現れる。石段は4段階に分かれ各数十段あり、御前四段坂と呼ばれている。登りきるとすぐ目の前が御本宮となる。

御年神社

御前四段坂の中腹には御年神社が鎮座する。御年神社には、素盞鳴尊の御子である大年神、大年神の御子である御年神、御年神の御弟神の御子である若年神を祀っている。農作穀物を司る神とされる。

事知神社

御年神社より少し上に鎮座する事知神社は、積羽八重事代主神・味鉏高彦根神・加夜鳴海神を祀っている。商売繁盛の神である夷様として広く信仰される神様で、この三柱の大神は本宮御祭神である大物主神の御子神に当たる。

御本宮

ようやく本宮に到着!本宮の御祭神は、大物主神と崇徳天皇。農業・殖産・医薬・海上守護の神として古来から神徳を仰がれている。

神饌殿

本宮に向かって右側にあるのは神饌殿で、北渡殿で本宮拝殿と繋がっている。祭典や毎朝夕に神前に献ずる神饌を調進する所となっている。

高台(展望台)からの眺望

本宮の前には展望台が広がり、抜群の眺望を得ることができる。海抜251メートルの高さからは、讃岐平野の彼方に瀬戸大橋や讃岐富士などを望むことができる。

神楽殿

御本宮前にある神楽殿は、祭典の伶人楽や雅楽を奏する所。建物は入母屋造・檜皮葺となっている。

南渡殿

御本宮と三穂津姫社は南渡殿という長い廊下で繋がれている。長さは約40メートルで、屋根は檜皮葺となっている。1878年の建立。

三穂津姫社

御本宮の隣に鎮座するのが三穂津姫社で、御本宮の御祭神である大物主神の后にあたる高皇産霊神の御女である三穂津姫神が祀られている。本殿は檜皮葺・王子造、中殿は檜皮葺、拝殿は檜皮葺・大社関棟造で、明治9年に建立された。

絵馬殿

三穂津姫社の隣りにある絵馬殿には、祈願報賽のために奉納された沢山の絵馬が掲げられている。金刀比羅宮は航海安全祈願の信仰を集めていることから、特に船の絵馬が多く見られる。

厳島神社

三穂津姫社の前にある厳島神社には市寸嶋姫尊が祀られる。宮島に祀る神様と同じ素盞嗚尊の御女で、俗に弁財天・弁天といわれ、音楽を掌る福徳の神様として崇拝されている。

御炊舎

三穂津姫社の前にある御炊舎は、朝夕神前に献する神饌を調理する場所 。建物は切妻造平入・瓦葺で、1874年の建立。

大山祇神社

厳島神社の脇の下向道を下ると旭社の脇に出て、あとは登りと同じ道を帰路につく。下向道の途中の左側には大山祇神社がある。祀られている大山祇神は、山を司り鎮護する神様で、古事記に登場する木花開耶姫はその御子だという。

御本宮 北透垣の鳥居

御本宮までの参拝で帰路につく観光客も多いが、参道は奥宮までさらに奥に続く。せっかく訪れたなら奥宮まで参拝したい。御本宮の北透垣の脇にある鳥居をくぐり奥宮への参道を進む。

常磐神社

参道を進んでいくと、武雷尊・誉田和氣尊を祀った常磐神社が姿を現す。武雷尊は神話「天孫降臨」の武勇の神。誉田和氣尊は仲哀天皇・神功皇后の皇子、後の応神天皇で八幡様として各地に広く祀られている神様。

花崗石神明造の石鳥居

花崗石神明造の石鳥居が見えたら左手の道を進み鳥居をくぐる。この鳥居は1918年に淡路國津名郡上灘村の間浦喜蔵より献納されたもの。

白峰神社

鳥居からまもなく現れる白峰神社は、崇徳天皇を祀った神社。崇徳天皇は保元の乱の後に讃岐綾の松山に移り、金刀比羅宮にも参籠したという。1164年に崩御された後、由緒深いこの地に祀られた。

菅原神社

菅原神社は、文筆の神・学神として尊崇される菅原道真命を祀る神社。菅原道真命は世に天満宮・天神様として広く崇められる神で、讃岐の国守を務め治績は大きく上がり、文筆の神・学神として全国に広く祀られるようになった。

卯花谷休憩所

途中には卯花谷休憩所と呼ばれてる休憩所がある。切妻造・銅板葺の休憩所は1911年に建てられたもの。

奥社(厳魂神社)

奥社は正式には厳魂神社といい、金刀比羅本教の教祖である厳魂彦命が祀られている。現在の社殿は明治38年に建立されたもの。

奥社からの眺望

奥社付近は、金刀比羅宮境内で最も高い位置にあり、眺望も素晴らしい。表参道から1368段の石段をあがり海抜421メートルの高さがあり、讃岐平野を一望できる。


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