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宝厳院の概要
大亀山 宝厳院は、天龍寺の塔頭寺院の内のひとつ。
室町時代に、天龍寺開山の夢窓国師より三世の法孫にあたる聖仲永光禅師を開山とし、細川頼之公により創建される。
見所の獅子吼庭園は、禅僧の策彦周良禅師によって作庭されたもので、嵐山を借景として巧みに取り入れ、獅子岩などの巨岩を配した借景回遊式庭園となっている。
秋の紅葉が特に素晴らしく、庭園内だけでなく拝観出口付近のモミジのトンネルは圧巻の美しさ。
住所 | 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36 |
TEL | 075-861-0091 |
休業日 | |
営業時間 | 9:00~17:00(紅葉の時期には夜間拝観も有り) |
料金 | 大人500円 小中学生300円 |
アクセス | 嵐電「嵐山駅」下車徒歩3分 |
駐車場 | 無し |
ホームページ | http://www.hogonin.jp/ |
※データは取材時のものです。実際とは異なる可能性がございます。
見所と詳細情報
拝観出口
宝厳院に近づくと入口付近の圧巻の紅葉が目に飛び込んでくる。このモミジのトンネルは拝観順路最後になっており、こちらの門は出口となっている。拝観入り口は、ここから南に100メートル弱進んだ場所にある山門。
宝厳院垣
山門をくぐり境内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが茶室 青峰軒とそれを囲む宝厳垣。紅葉の時期には、こぼれ落ちた色とりどりのモミジが散らばる。
獅子吼の庭
宝厳院のハイライトが、策彦周良禅師作庭の獅子吼の庭で、境内の中央大部分を占める。苔生した地面に沢山の木々や巨石が配置された借景回遊式庭園は、どこから見ても圧巻の美しさ。
拝観路
獅子吼の庭を1周する拝観順路は、秋には紅葉のトンネルに包まれる。広い庭園ではあるものの、どこを切り取っても絶景で飽きない。
瀧門瀑と苔海
奥の石積みは、激流を登り切った鯉魚は龍となるという、中国の黄河中流にある伝説の滝である登龍門を表している。その前には、水を表現するかのように丸石が敷き詰められた苔海が広がる。
無長庵
拝観路の途中には茶室 無長庵があり、抹茶と茶菓子などを楽しめる。
紅葉と本堂
拝観入り口とは庭園を挟んで対角線上の一番遠い場所にあるのが本堂。庭園の美しさに見とれて見逃さないようにしよう。
豊丸垣
竹の小枝を下向きに重ねた垣。耐久力を増すために上部に屋根をつけたのがオリジナルで、宝厳院垣と呼ばれる。
モミジのトンネル
山門を出て出口までの路は、圧巻の紅葉に包まれていて、モミジのトンネルと呼ばれている。紅葉が圧巻の美しさではあるが、青葉の頃もまた違った趣がある。