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二尊院の概要
二尊院は、正式名称を小倉山二尊教院華台寺といい、常寂光寺の隣の小倉山東麓に位置する。
嵯峨天皇の勅願により、慈覚大師が承和年間に開山したといわれ、明治以降は天台宗に属する。
本尊に釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀るため二尊院と呼ばれている。
紅葉の馬場などをはじめ、秋の紅葉が大変素晴らしいスポットでもある。
住所 | 京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27 |
TEL | 075-861-0687 |
休業日 | |
営業時間 | |
料金 | |
アクセス | JR「嵯峨嵐山」駅から徒歩20分ほど |
駐車場 | |
ホームページ | – |
※データは取材時のものです。実際とは異なる可能性がございます。
見所と詳細情報
総門
入口の総門は京都市指定の有形文化財で、豪商角倉了以が伏見桃山城の薬医門を1613年に移築したもの。総門を入ってすぐに拝観受付がある。
参道
拝観受付を済ますと長い参道がまっすぐに伸びていく。秋には紅葉が美しいが、紅葉で有名な馬場はこの先の部分。
紅葉の馬場
長い参道の先の階段上になっている部分が「紅葉の馬場」と呼ばれる紅葉の名所。左右から美しい紅葉が包み、秋の二尊院のハイライトといえる。
黒門
紅葉の馬場の突き当りを左に進むとすぐに黒門が姿を現す。こちらから入ることも出来るが、更に隣の勅使門(唐門)から入ることも出来る。
勅使門(唐門)
黒門の隣にある唐様の門が勅使門。本堂などと共に、応仁の乱で消失したものの、約30年後に再建される。門に掲げられた「小倉山」は、後柏原天皇の勅額。
本堂
勅使門の後ろに建つ大きな本堂は京都市指定文化財。京都御所の紫宸殿を模して造られ、内陣も内裏のお内仏ど同様に造られている。
九頭竜弁財天堂
本堂の脇に位置するのが九頭竜弁財天堂。九頭竜弁財天を祀っている。
しあわせの鐘
梵鐘は、元々は1604年に鋳造されたものであったが、1992年に再鋳し「しあわせの鐘」と名付けられる。一撞いて「自分の幸せに感謝」、二撞いて「世の人の幸せに」、三撞いて「世界平和のため」。
湛空上人廟
境内一番上に鎮座するのは湛空上人廟。室町時代のものとされ、京都市指定有形文化財となっている。
境内上部からの眺望
湛空上人廟付近から望む眺望。視界がハッキリと開けているわけではないが、京都市街の遠望を得ることが出来る。
小倉餡発祥の地の碑
この辺り小倉の里の和三郎という菓子職人が、809年頃に空海が中国から持ち帰った小豆の種を栽培し、砂糖を加えて煮詰めて餡を作り、御所に献上していたという。この碑は井筒八ツ橋本舗六代が2005年に建立したもの。
八社宮
八社ノ宮は、室町時代のもので、京都市指定有形文化財。
境内の紅葉
二尊院の紅葉は、有名な紅葉の馬場だけではない。境内他の場所にも美しい紅葉が溢れ、目を楽しませてくれる。