海蔵寺の概要
海蔵寺は、臨済宗建長寺派の寺院。
元々は七堂伽藍を持つ規模の大きな寺であったが、鎌倉幕府滅亡時に消失してしまう。
1394年に足利氏満の命で再建され、扇ガ谷上杉氏の保護を受け栄えた。
鎌倉十井の内の1つ「底脱の井」や、鎌倉時代の遺跡「十六ノ井」があり水の寺ともいわれる。

住所 | 神奈川県鎌倉市扇ガ谷4-18−8 |
TEL | 0467-22-3175 |
休業日 | – |
営業時間 | – |
料金 | – |
アクセス | 駅より徒歩20分ほど |
駐車場 | 無料 |
ホームページ | – |
※データは取材時のものです。実際とは異なる可能性がございます。
見所と詳細情報

境内入口と山門
かつては七堂伽藍を持つ大規模な寺であったとされるが、現在の境内は小ぢんまりとしたもの。脇の底脱の井を見つつ山門をくぐって境内に入る。

底脱の井
境内入口の脇にある底脱の井は、鎌倉十井の1つ。中世の武将の安達泰盛の娘の千代能が水を汲みに来た際、水桶の底が抜けたためこのように呼ばれるようになる。

本堂と仏殿
小ぢんまりとした境内には、真ん中に本堂、左脇に仏殿、右脇に2階建ての庫裏がある。

十六ノ井を拝観するための志納
境内向かって左脇にある十六ノ井を拝観するには、こちらに表示された金額を納めパンフレットを1部受け取る。

十六ノ井に向かう
仏殿の脇を通って岩の間を少し進むと岩窟がある。こちらが十六ノ井となっている。

十六ノ井
鎌倉期様式の洞穴(やぐら)に清水をたたえたものが十六ノ井。やぐら内に十六の丸穴が開いていて水を蓄える。

岩船地蔵堂
海蔵寺の境内から少し離れた鎌倉駅寄りの亀ヶ谷辻に立つ岩船地蔵堂は、古くから源頼朝の娘大姫を供養する地蔵堂と言い伝えられてきた。ほのかに紅をさす木造地蔵尊が安置されている。