無量光院跡の概要
奥州藤原家初代 藤原清衡公が心血を注いだ中尊寺、二代 藤原基衡公が造営に力を入れた毛越寺に続き、三代 藤原秀衡公が建立したのが、この無量光院。
京都宇治の平等院鳳凰堂を模して造られたといわれる寺院だが、大きさは平等院鳳凰堂よりも大きかったとされる。
毛越寺や観自在王院と同巧の浄土庭園は、金鶏山を借景にして大変な美しさであったとされる。
現在では堂宇、庭園共に残っておらず遺跡のようになっているため、観光にはあまり向かない。
住所 | 岩手県西磐井郡平泉町平泉花立 |
TEL | – |
休業日 | – |
営業時間 | – |
料金 | – |
アクセス | 平泉駅より徒歩8分ほど |
駐車場 | 無し |
ホームページ | http://hiraizumi.or.jp/sightseeing/muryokouin/ |
※データは取材時のものです。実際とは異なる可能性がございます。
見所と詳細情報
無量光院跡
現在の無量光院は、本堂などの堂宇はもちろんのこと、浄土庭園も失われてしまっている。梵字が池という池に、本堂のあった西島と東中島が存在したといわれる。
本堂予想図
現在は何も存在しない史跡ではあるが、傍らには在りし日の無量光院の図が掲げられている。元々、鎌倉幕府編纂の歴史書「吾妻鏡」には平等院を模すとあったが、1952年に行われた発掘調査により本堂の形が平等院鳳凰堂に似ていることが判明する。