毛越寺の概要
毛越寺は、慈覚大師円仁が開山し、奥州藤原氏二代 藤原基衡公と三代 藤原秀衡公の時代に多くの伽藍が造営されたもの。
最盛期には堂塔40を数えるほどの規模で、中尊寺をしのぐほどの大寺院であったが、その後全てが消失する。
現在ほとんどの堂宇は残っていないが、見事な浄土庭園は完全に残っており見所となっている。
世界遺産にも登録されており、中尊寺と共に平泉観光では外せないスポットだ。
住所 | 岩手県平泉町字大沢58 |
TEL | 0191-46-2331 |
休業日 | 年中無休 |
営業時間 | 8:30~17:00(3月5日~11月4日) 8:30~16:30(11月5日~3月4日) ※入場は閉館時間の15分前まで |
料金 | 大人500円・高校生300円・中学生以下100円 |
アクセス | JR平泉駅より徒歩7分 |
駐車場 | |
ホームページ | http://www.motsuji.or.jp/ |
※データは取材時のものです。実際とは異なる可能性がございます。
見所と詳細情報
拝観入口
立派な門をくぐりいざ境内へ。
宝物館
入り口から入ると、すぐ右手に宝物館がある。毛越寺に伝わる平安の仏像や工芸品などを展示している。
本堂
入り口から見て正面には、本堂が建つ。本堂は平安様式の建物だが、1989年に再建されたもの。本尊の薬師如来は平安時代の作である。
大泉が池
本堂右手には、毛越寺最大の見所である浄土庭園が広がる。その中心となるのが大泉が池であり、この池を囲むように順路が続く。
築山
本堂のすぐ右手の池の畔には築山が見られる。水面から山頂まで大小の石を立て、岩山を表現している。
開山堂
毛越寺を開いた慈覚大師円仁をまつる堂。
遣水
池の東北側にある遣水は、池に水を引き入れるためのもの。遣水の遺構として、平安時代の唯一のものであり大変珍しい。
常行堂
現在のお堂は、1732年に再建されたもの。ご本尊は宝冠阿弥陀如来。
地蔵菩薩
常行堂の前に鎮座するお地蔵様は、餓鬼道の能化である。地蔵十益、地蔵二十八益というご利益がある。
鐘楼堂
現在の鐘は、1975年の人間国宝香取正彦の作。
洲浜
池の東側から多きく突き出た洲浜は、緩やかな海岸の砂州を表現している。バックに見える荒々しい築山とは対照的な景観をあらわす。
秋の紅葉
毛越寺は秋の紅葉も大変美しい。境内のいたるところを色とりどりのもみじが彩る。