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道後公園(湯築城跡)の概要

道後公園(湯築城跡)は、中世伊予の守護であった河野氏の居城である湯築城址に整備された公園。
湯築城は、河野通盛により14世紀前半に築城され250年間存続した城で、日本百名城にも指定されている。
1585年に羽柴秀吉の命を受けた小早川隆景に包囲され、河野通直が降伏し湯築城は廃城となった。
現在は、城郭などは残っておらず二重の堀や土塁などの遺構を残すのみで、敷地の大部分は公園として整備されている。
公園内南側の1987年まで動物園のあった区域では、閉園後の調査で武家屋敷跡などの遺構や陶磁器などの遺物が数多く出土したため、武家屋敷や土塀の復元などが行われた。

住所 愛媛県松山市道後公園
TEL 089-941-1480
休業日 (展示施設)月曜日(祝祭日の場合は翌日)、12月29日〜1月3日
(公園)年中無休
営業時間 (展示施設)9時〜17時
(公園)24時間開放
料金 無料
アクセス 道後公園駅より徒歩1分
駐車場 30分100円
ホームページ http://www.dogokouen.jp/yuzukijoato/history.html

※データは取材時のものです。実際とは異なる可能性がございます。

見所と詳細情報

外堀

湯築城は二重の堀と土塁を巡らせ、内側に居住空間を持つ先駆的な平山城の形態をなす。今でも公園の外周には外堀が見られる。

湯築城資料館

園内南西側には資料館や復元された武家屋敷などの展示施設があり、入館料無料で見学できる。

武家屋敷1

1987年の動物園閉園後の調査で発掘された遺構を基に2棟の武家屋敷が復元されている。

武家屋敷1内の展示

1棟目の武家屋敷の中には、16世紀の中頃の家臣の住んでいた武家屋敷のある日の様子が再現されている。正面の台所では使用人が働き、左手の主室では武士や僧侶が集まり連歌を楽しんでいる。

武家屋敷2

2棟目の武家屋敷は、発掘された礎石の配置からみた間取りや、当時の資料を基に復元された。

武家屋敷2内の展示

2棟目の武家屋敷の内部は、発掘された資料などが展示されている。

外堀土塁

外堀土塁は、外堀を掘った際に出る土を盛り上げて造られており掻揚げ土塁と呼ばれる。一部をくり抜いて断面が見られるような施設になっている。

土塁展示室

土塁の残りが最も良い一部分を断ち割って作られた土塁展示室は、作られた当時の大規模な土塁の断面を見学することが出来る貴重な施設。

内堀

武家屋敷のある家臣団居住区や上級武士居住区の内側には内堀土塁と内堀がある。内堀の内側は小高い丘陵部になっており展望台などがある。

湯釜

園内北側に展示されている湯釜は、現在の道後温泉本館ができた1894年まで使われていたものだという。奈良時代の天平勝宝年間に作られたとされ、湯釜上部の宝珠の南無阿弥陀仏は一遍上人が刻んだものといわれる。

丘陵広場

園内中央の丘陵部には広場があり憩いの場所となっている。ここから少し進んだ一段と高い地点に展望台がある。

展望台

園内で一番高い部分に展望台が作られている。

展望台からの眺望

30メートル程度の小高い丘の上の展望台からは松山市内の様子が一望できる。後方の中央付近に見えている小高い丘は松山城。

地図とアクセス

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