松山神社の概要
松山神社は、道後温泉からほど近い場所にある、徳川家康公と菅原道真公を祀る神社。
1618年に松山城主の加藤嘉明が湯月八幡宮の境内に小祠を建て徳川家康公を祀ったが、後の1765年に松山藩主松平定静が現在の位置に社殿を造営し東照宮と称えた。
一方の901年、菅原道真が筑紫に左遷されていく途中この地の温泉に浴したという故事により、里人が太宰府天満宮より神霊を勧請し天満神社として崇拝した。
1910年に東照宮に天満神社が合祀され松山神社と改称され、現在の形になった。
住所 | 愛媛県松山市祝谷東町640 |
TEL | 089-931-4285 |
休業日 | – |
営業時間 | – |
料金 | 無料 |
アクセス | 道後温泉駅より徒歩13分 |
駐車場 | 無料 |
ホームページ | – |
※データは取材時のものです。実際とは異なる可能性がございます。
見所と詳細情報
参道
祝谷の田高の丘に鎮座する社殿までは、ちょっとした石段を登る必要がある。社殿裏に駐車場があるので、足腰に自身がない方は自動車で参拝するのも手だ。
石段
石段を登ってしばし、鳥居のあたりまで来ると頂上に唐門が姿を現す。松山神社の社殿まではあと少しだ。
唐門
本殿前に経つ唐門は、本殿、石の間、拝殿、透塀、御供所、裏門と共に松山神社の社殿を構成している。以上の社殿6棟は松山市指定有形文化財となっている。
拝殿
現在の社殿は1865年に建立されたもので、典型的な権現造りの社殿となっている。他の東照宮が色彩を加えるなかにあって、一切の色彩を加えない素木造りとなっているのが特徴。
本殿と石の間
本殿は権現造りで、石の間を古代の土間床とし、東照宮社殿の本来の形式を踏襲している。本殿正面の柱を省略して間口全体を占めるような桟唐戸を吊ることや、桁行二間の向唐破風の向殿を設ける点は斬新である。