梅の花が満開の甲府市の不老園と甲斐市梅の里と甲斐善光寺に観梅に行きました


(2014年の旅行記)

本日の旅行記は、2014年3月後半に行った、山梨県甲府市の観光の模様です。
3月後半ということで、梅の花の最盛期であり、山梨を代表する観梅スポットである不老園を訪れました。
その他、同じ甲府の梅の観光スポットも訪れています。

梅が満開の不老園に行きました

山梨県の梅のスポットといえば真っ先に思いつくのが不老園です。
不老園は、明治30年、甲府に住む呉服商の七代目奥村正右衛門が別荘として開園しました。
奥村正右衛門が全国行脚し集めた梅類を植えていき現在の姿となりました。

無料の駐車場に車を泊めて、坂を少し下がったところが不老園の入り口です。
外からでも梅が満開なのがわかります。入園料500円を支払って入園しました。

入口付近に立つ不老園の石碑と梅の花々です。
中に入ってみると意外とまだまだこれからの木も目立ちますね。
長く楽しめるように開花時期が異なる種を植えているのかもしれません。

園内は、大きく蛇行して大回りで斜面を登っていく順路になっています。
まずは最下段から見ていきます。
まだまだボリューム不足の木も目立ちますが、
赤白ピンクと実に美しい色とりどりの花々が迎えてくれます。

濃い赤から、薄ピンク、真っ白など実に様々な種類の梅が植えられています。
梅の実を取るためだけの白い花ばかりだとあまり美しくありませんが、
様々な種類の観賞用の梅がグラデーションのように植えられているとほんとうに美しいです。

上を見上げると、斜面にビッシリ梅の木が植えられていて、色とりどりの花を咲かせています。

突き当りにブランコがある広場があり、公園みたいになっていました。
ここで折り返して更に斜面を登っていきます。

春のはじめの青空に、カラフルな梅の花が実に映えること(*´ω`*)
黄色いロウバイっぽい花も残っていますね。

順路の脇には絶え間なく各種の梅の花が咲き乱れています。全く見飽きませんね。

だいぶ斜面を登ってきたので、遠くに山々が顔を覗かせてきました。
斜面に作られた庭園なので山の中かとおもいきや、不老園は意外と町の直ぐそばにあるんです。

園内真ん中辺りにある売店前の見事な枝垂れ梅です。綺麗ですねえ。
園内は意外とベンチなどもあり、のんびりと観梅できます。

不老園はまだまだ上に続きます。
斜面を見上げると数えきれないくらいに多種多様な梅が植えられているのがわかります。

梅のアーチをくぐりながら、更に階段を登っていきます。

かなり頂上が近づいてきました。
甲府盆地と遠くの山々がだんだんとよく見えるようになってきました。

頂上付近の梅天神です。
やっと上までやって来ました。
梅天神は、京都の北野天満宮より分霊されたものだそうです。

どうですか、この眺望! 
甲府周辺の街と、遠くの山々が一望できます。
山脈の右の方の雲のかかった辺りに富士山の先端が見えるはずですが、
今日は雲で見えませんね(´・ω・`)

また、別方向を見れば、南アルプスの山々も観ることができます。
が、こちら側も雲がかかっていて、今日は南アルプスはちょうど雲で隠れてしまっていますね。

頂上からは、裏側を回って木階段で降りてきました。
裏側には、長生閣や喜楽庵といった建物や逍遥の池などがあります。

裏側から表の方へ帰ってきました。横から見た不老園の斜面です。
一面が梅の花で綺麗だなあ(*´ω`*)

この後は、一度通った所も含めて、園内をあちこち散策しました。
綺麗だなあと思った所でパシャリ!

そして、坂を下って帰路につきました。いやあほんとうに美しかった。
まだまだこれからの梅の木も多く最盛期ではないのかもしれませんが、十分に綺麗でした。
桜と違って今ひとつ注目度が低い梅ですが、こんなにも美しいものなのですね。

梅が満開の甲斐市梅の里にやって来ました

続いて、お隣の甲斐市の観梅スポットにやって来ました。甲斐市梅の里です。

甲斐市梅の里の敷地は大きいので、園内には何箇所かの無料駐車場があります。
とりあえず目に止まった駐車場に車を泊め、近くの梅林を見に行きました

しかし、この梅林は全て真っ白な花で、イマイチ見栄えがよくありません。

一面に梅の花が咲き乱れているのですが、全部白いので、なんというか全く見栄えがしない。
どうやらこれは梅の身を収穫するための梅の木のようですね。

とりあえず、上の方まで斜面を登ってみた。
一面の梅の木と花、奥には矢木羽湖、更に奥には山々が見え絶景ですが、
やはりなんというか白いなあ。なんか遠望だと埃みたいに見えちゃうのよね(´・ω・`)

今のところは観賞用梅園ではなかったようなので、梅の里内の鑑賞梅園の方に来てみました。
こちらも付近に無料駐車場があります。斜面の上の無料駐車場に車を停め、下っていきます。
こちらは鑑賞梅園というだけあって、赤い梅もあって綺麗です。

遊歩道を下って行くと、美しい紅白の梅林に入っていきます。

紅白の梅の花が咲き乱れる美しい梅林のバックには、山々がそびえ、素晴らしい美しさです。
こういった梅林の美しさは山々に囲まれた山梨県ならではの美しさですね。

鑑賞梅林の中には東屋もあり、ゆったりと観梅が楽しめます。
美しい紅白の梅の花と、遠くの山々を眺めながら、のんびりと過ごしました。

少し登った場所から見た鑑賞梅林の全容です。美しいですねえ。
この後、梅林の斜面を登って駐車場に戻りました。

甲斐善光寺でも梅の花を見つけました

この後は、甲府市に戻り食事をしてから、甲府市内のお寺をいくつか周りました。
そして、この日のラストを飾るのは、甲斐善光寺です。
武田信玄が、川中島の合戦の際、信濃の善光寺の焼失を恐れ、諸仏寺宝類を奉遷してできました。
長野の善光寺よりは小ぶりですがそっくりな造りになっています。

無料の駐車場からすぐに重要文化財の山門があります。
長野の善光寺よりは小さい気がしますが立派です。

山門をくぐり石畳の参道を進みます。脇には趣きのある松が配置されています。
奥には金堂が姿をのぞかせていますね。

そして、重要文化財の金堂です。長野の善光寺よりは小ぶりですが、そっくりな姿ですね。
中も長野の善光寺と同じような構造になっていて、ちゃんとお戒壇めぐりもあります。

せっかく来たので、500円払ってお戒壇めぐりにも挑戦しました。
お戒壇めぐりは長野の善光寺よりもずいぶん簡単なものでした。
とにかく短かく順路が単純なのに加えて、
長野の善光寺のような真の暗闇というものが感じられませんでした(´・ω・`)

この後、宝物館を見学の後、金堂の裏に回ってみると、梅の花が咲いていました。
最後にも梅の花を観ることができて、素晴らしい観梅の旅の締めとなりました。

ということで、以上、春の山梨県甲府周辺の観梅の旅でした。

快晴の上に、どこも8~9分咲きといった感じで、素晴らしい観梅日和でした。
梅の花は桜に比べると地味で今ひとつ注目度も低いですが、
桜より一足早く、素晴らしい美しさなので、今年は観梅に出かけてみてはいかがでしょうか。

今日はここまでデス (o・ω・o)ノシ

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