家族で海外旅行の場合に必要なスーツケースの個数

一人旅や出張などの場合は、当然購入するスーツケースの個数は1点で、あとは渡航期間や詰める荷物によって大きさを選ぶだけなのですが、家族旅行などの場合は個数の問題が出てきます。

例えば、多人数でも友達同士の海外旅行なら、スーツケースは一人一人が1つずつ持つことになります。しかし家族旅行の場合は、まとめてひとつのスーツケースに詰めたり、親が子供の荷物を自分のスーツケースに入れたりと、個数とサイズのアレンジができます。

子供が小さい場合など多くのケースでは特大サイズのスーツケースを家族で1個購入して詰めていくケースが多いようですが、これには少々デメリットも有るためよく考える必要があります。

スーツケースは1人1個が原則です

そもそもスーツケースは、大人1人が1個持つのが原則となっています。大人一人分の荷物が1日につき10リットル前後と言われていますので、7日間の旅行であれば70リットルあれば十分ということになります。

子供のいないご夫婦で渡航する際に、2人分の荷物を1つのスーツケースに詰めようとすると、7日間で140リットルということになりますが、一般的なスーツケースでここまで容量のあるものはありませんので、最大サイズの100リットル程度のものに詰めることになります。

スーツケースが1つで済むなら、どちらかが手ぶらになれる、1つ購入すればよく金銭的に助かるなどメリットが多いように感じますが、デメリットが有ることも忘れてはいけません。

例えば、街で一番多く見かける一番売れ筋の70リットル前後のスーツケースであれば、取り回しも楽でパンパンに詰めても20キロ以下に収まりますが、100リットル前後の特大サイズは移動の際に結構な負担になるうえ、パンパンに詰めると20キロを大幅にオーバーして航空会社や席のクラスによっては追加料金を取られる恐れがあります。

自分の分の荷物は自分で持つことを原則にして、スーツケースを2つに分ければ一人が持つ荷物の負担が減り、移動の負担を軽減できます。健康な大人なら自分の荷物は自分で持つように心がけることが家族の負担を減らすことに繋がるのです。

また、多人数の荷物を1つの大きなスーツケースにまとめることの最大のデメリットとしては、破損確率が上がることがあります。スーツケースは同じモデルであればサイズが大きいほど破損する確率が上がる傾向にあります。

同じ厚みのダンボールで大きな箱と小さな箱を作り、中に荷物を詰めて投げたり乱暴に扱ったりした時に、どちらが壊れやすいか考えてみれば答えは明らかです。

同一のモデルでは、サイズが異なっても同じ厚みの板、同じパーツを使って製造されますので、当然大きいサイズのほうが負担がかかりやすく壊れやすいのは当然です。

また、サイズが大きければ大きいほど沢山荷物が入りますので、その分重さが重くなります。重いほうが投げられた際にダメージが大きくなるのは当然のことです。

スーツケースもキャリーバッグも、旅行かばんは破損と隣合わせのものですので、なるべく頑丈なモデルを選ぶのはもちろんのこと、なるべく小さなサイズにすることも重要なのです。

子供が小さい場合などは特大サイズにまとめるのがおすすめ

多人数の荷物を大きなスーツケースにまとめるデメリットはお分かりいただけたかと思いますが、それでも子供が小さいご家族などは特大サイズのスーツケースにまとめて、両親の片方の手を空けておくことが奨励されます。

子供の荷物を親のスーツケースにまとめるのは当然のこととして、何かと手のかかる子供を連れている場合は両親どちらかの手が空いていないと不測の事態に備えられません。
特大スーツケースのデメリットがあるにしろ、それを考えてもまとめておくほうが無難です。

小学生になるなど子供がある程度大きくなってからなら、両親が一つずつスーツケースを持って、そこに子供の荷物をまとめるなど、家族の実態に合わせたアレンジが重要です。

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